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紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)

SNSでは肉眼で見えた、とのリポートもたくさんあったので10月12日、13日、21日に撮影に挑戦してみました。

残念ながら10月12日は肉眼でも確認できず、写真にも写っていませんでした。

↑ 翌10月13日は仕事でしたがクルマに機材(三脚、カメラ等)を積み込んで出勤、帰りに近くの高台に立ち寄り狙ってみました。やはり肉眼ではわからなかったものの、当たりをつけてレンズを向けたところになんとかそれらしき姿を確認することができました。完全に開けたところではなかったので、電線が邪魔してしまったのが残念でしたが、なんとか姿を捉えることができました。

そして、1週間経ち彗星自体もかなり暗くなってきたようですがラストチャンスを狙って、今度は近所の海岸に出かけてみました。

↑ シミュレーションソフトで10月21日18:20頃の空を再現してみました。南西の低空に金星、西北西の低空にアークトゥルス(このソフトではアルクトゥールスと表示されます)があるので、この二つを底辺にした正三角形を作りその頂点から金星寄り半分あたりに彗星があるとしました。確かにシミュレーションソフトでも4.3等ですからこれではこのあたりで肉眼で確認するのは難しいです。

↑ カメラ : D850 レンズ : AF-S VR Zoom-Nikkor 24-120mm f/3.5-5.6G IF-ED(48mm相当) ISO1600 F値5.6 露出3秒 で撮影してみたらほんのり写っています。現地には双眼鏡も持って行ったのですがわからず、もちろん肉眼では確認できませんでした。ちなみに彗星の左に写っている2本の線は飛行機です。

↑ 写真左 : 18:24から4枚を「Sequator」で比較明合成  写真右 : 18:25から4枚を「Sequator」で比較明合成しました。

↑ かなりノイズが乗っていますがトリミングしてみたらかなり彗星らしくなってきました。このノイズを減らす方法もあるようなので引き続き試してみたいと思います。

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