QSLカード

Last Updated on 2023-12-21 by heragorou

QSLカードとは・・・アマチュア無線局がお互いに交換する交信証のことです。QSLカードの語源はQ符号からきています。Q符号(キューふごう、Q code)とは、国際的に無線通信において用いられるQを頭文字とする3文字の略記号のことで、単に略符号とも呼ばれています。Q符号についてはこちらが詳しいです。本来、電報等を無線電信等で送信していた頃、送った内容を確認する意味で使われていたものですが、転じてアマチュア無線でお互いに交信した証しに紙カードを交換する慣わしができました。

旧知の方に「こんなカードも使っていましたね。」と、見せていただきました。私自身はこのカードを作ったことすら忘れていたのですが・・・1975年頃のかなり初期のカード。 【TKS JE3OUU】

1980年頃に使っていた紙QSLカード
ワープロで版下を作り印刷屋に注文したQSLカード

↑ 結婚して子供も少し大きくなり落ち着いて再開した頃のカード。ワープロ「文豪mini7」で版下を作り印刷屋に注文したものです。この頃はやっていた浮き出し印刷をしてもらいました。

eQSLで発行される電子QSL(自由にカスタマイズできる(ただし条件あり))
hQSLで発行される電子QSL(設定がやや難しいがレイアウトも自由にカスタマイズできる)
最新の紙QSLカード注文時の版下(2023.8.1から使用)

紙カードは物理的に何らかの方法で相手に届けないといけません。例えば郵送で送ると国内なら63円、外国宛はハガキ扱いなら航空便で一律100円で送ることができます。ところが直接送るためには相手の住所・氏名を知る必要があります。以前はコールブックなるものがあってそれで住所・氏名を知ることができたのですが個人情報の取り扱いが厳密化され相手の了解がない限りこの方法は使えません。そこで、会員限定にはなりますがJARL(日本アマチュア無線連盟)にまとめて送ると国内外問わず転送してもらえます。但し、最近はかなりの日数がかかるようです。(一説では1年とか・・・)

それに比べると電子QSLは瞬時に届き、わざわざカードを印刷する必要がないので最近は「QSLの交換は電子QSL限定」と公言する方も増えています。個人的には、昔のように毎月カードが届いてそれをチェックしていくのも楽しみだったのですが。ただ、紙カードの保管も大変です。我が家でも「NC25(外寸 443mmx295mmx259mm)」という蓋付きボックスが4つほど占めています。かつてはコールサイン順にきれいに並べていたのでコールサインがわかればすぐに出すことができたのですがこれもまた震災でバラバラになってしまい未整理のまま保管されていますwww

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