クマゼミの鳴き声がもはや騒音・・・これは以前にポストしました。


↑ 左は2024年、右は今年の騒音(=セミの鳴き声)の様子
暇なのでクマゼミの鳴き声について考察してみました。(これは夏休みの自由研究に使えそうww)
まずは、クマゼミ1匹が発する音圧は80~90dB程度とされています。仮に1mの距離で90dbだったとすると自宅マンションの周りの木々までの距離は40m前後あるので、このセミの鳴き声を自宅で聞くと 90-20log10(40)≈90-32=約58dbになります。 ただ鳴いているセミは複数なので鳴いているセミを30匹とすると 58+10log10(30)≈58+14.8=約72.8db 程度になるはずです。
ところが実際に測定器で出てきた数値とは少し乖離がありますねぇ・・・まぁ、セミがすべて同じ場所で鳴いているわけではないし(距離はバラバラ)、匹数も計ったわけではありません。 第一、測定器といっても本格的な騒音計ではなく簡易なものなのでこれぐらいだったら誤差の範囲内かもしれないのですが、それが結論ではおもしろくないのでもう少し詰めてみたいと思います。
1mの距離で90dbの音圧を発する1匹のクマゼミが40m離れた場所では音圧が58db(これがほぼ簡易測定器の数値に一致する)になることがわかりました。もし、同一の場所(40m離れた場所)から30匹のクマゼミが鳴けば約73dbになることは前述の計算で求めたとおりです。でも1匹のセミだけが鳴いているわけではなく距離もバラバラです。では(簡易とはいえ)騒音計の示す57dbという数値はいったいどういう意味を持つのでしょうか??
これはちょっと手に負えないので、ChatGPT に聞いてみることにしました。内容は「簡易的な騒音計があります。その騒音計が57dbを表しているとき騒音の対象がクマゼミだとしてランダムな場所にいるクマゼミは何匹ぐらいいると推定できますか」というものです。 ChatGPTから返ってきた答えは
- セミは周囲半径30〜50mにわたって、まばらに多数(10〜100匹)分布。
- 音が減衰する中でも、10匹以上が有意に音圧に寄与。
- 騒音計の示す57dBという値は、「多数の音が遠くから届いて足し合わされている」状態。
推定結論 : 周囲30〜50m圏内に、少なくとも10〜20匹、場合によっては30〜50匹のクマゼミが鳴いていると推定できます。
これはかなり実態に即した結論ではないかと思います。簡易騒音計の示す57dbがどうかな?、という疑問は残りますが正確な騒音計がない以上どうしようもありません。いずれにしても、かなりの数のクマゼミがいることが数値的にもわかったことは非常に満足です。
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