5月下旬というのに温度も湿度も急に上昇してきました。最近はWBGT(Wet Bulb Globe Temperature=湿球黒球温度)の方が注目されていてあまり不快指数という単語は聞かなくなりましたが、それでもこの時期の温度、湿度は果たして快適なのか不快なのかちょっと知りたい時があります。そこで Python で簡単なスクリプトを作ってみました。
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気温と湿度を入力して不快指数と不快指数に応じた快適度判定をするスクリプト
"""
def calc_discomfort_index(temp_celsius, humidity):
"""
temp_celsius: 気温(摂氏)
humidity: 湿度(%)
return: 不快指数の値
"""
di = 0.81 * temp_celsius + 0.01 * humidity * (0.99 * temp_celsius - 14.3) + 46.3
return round(di, 1)
def interpret_discomfort_index(di):
"""
不快指数に応じた快適度判定
"""
if di < 50:
return "寒くてたまらない"
elif di < 55:
return "寒い"
elif di < 60:
return "肌寒い"
elif di < 65:
return "何も感じない"
elif di < 70:
return "快適"
elif di < 75:
return "やや快適"
elif di < 80:
return "やや不快"
elif di < 85:
return "不快"
else:
return "非常に不快"
# ユーザー入力
try:
temp = float(input("気温(℃)を入力してください: "))
hum = float(input("湿度(%)を入力してください: "))
di = calc_discomfort_index(temp, hum)
comfort = interpret_discomfort_index(di)
print(f"\n🌡️ 不快指数: {di}")
print(f"😐 快適度: {comfort}")
except ValueError:
print("⚠️ 数値を正しく入力してください。")
↑ 不快指数については上記の記事を参考にしました。
2025年5月20日 22:00JST の自宅北向きベランダでの気温は23.6℃、湿度は84%だったので、これを入力してみると

↑ 湿度が高くなってきたのですがまだ気温が低いので「やや快適」判定になりました。 因みに2025年2月4日 06:24JST の同じ場所の気温は2.5℃、湿度は60.3%でした。この場合は

↑ さすがに気温が低いので「寒くてたまらない」判定。 不快指数は夏場によく使われているので冬場に見ることは少ないのですがこうして冬場でも計算できることがわかります。 簡単な計算式なんで Excell でやってもいいのですが、条件式が増えると Python の方がかえって簡単にできてしまうと思います。
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