気温も上がってきて人間様もエアコンが必要な季節になってきました。ここ1週間ほど、自宅のメインPCが突然意図しない再起動を複数回起こすようになりました。リセットスイッチを使った強制再起動は年に何度かおこなうこともありますが、意図しない再起動は初めてです。手順を踏まない再起動は時に記憶装置に重大なエラーを与えてしまうので極力避けたいのですが、今回は動作中にフリーズしたようになり、その後意図しない再起動がかかったので恐らくCPUの冷却系だろうと想像しました。
↑ これが正常時(2024年7月2日 11:00ごろ)のCPU周りの温度です。負荷のかかるソフトを作動させても70度まで上がることは稀ですが、今回は一時的にでも80℃を越えることがあるので明らかに異常でした。
↑ CPUファンコントローラーの設定です。通常運転の時はCPU温度も55℃程度なので非常に静かなのですが、CPUの温度が乱高下するものですからあわせてファンの回転数が非常に不安定になっていたので、やはりCPUの冷却系で問題が起きているようです。
じゃまくさいですが、PCケースの側板を取り外してCPUソケットを確認してみます。
↑ CPUソケットを裏側から見たところですが、左下のようにファンの爪が基板裏に出ていないといけないのに1箇所出ていないところがありました。恐らくこれで冷却効率が下がったのでしょう。爪ひとつのことですがCPU自体、かなりの熱を発生させるので少しの隙間でも放熱がうまくいかなくなるのです。
昨年末にファン周りの埃取りをした時にCPUファンについても取り外したのですが、その時の取付がきちんとできていなかったのでしょう。冬から春はもともと室温も低いので問題にならなかったのが、気温が上がるにともない冷却がうまくいかなくなったのだと思われます。
ついでに冷却グリスも塗り直しておきました。ファンの音も静かになり、真夏を前に安定動作に戻りひと安心です。
コメント