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ベランダアンテナの考察

考察と言えるほど大したことではないのですが・・・www

↑ 我が家のベランダアンテナの平面・断面図(設置当初)です。マンションのベランダなんでド派手なアンテナにするわけにいかないので控えめに全長8mあまりのロングワイヤーです。 ATUの仕様上この長さで3.5MHz~50MHzまでチューニングは取れていますが、はっきり言って飛びませんwww。 ただ、飛ばないと言って手をこまねいているのも癪なんでいろいろ工夫をすることにしました。

  • ワイヤーアンテナの全長を伸ばすために目立たない程度にベランダから棒を突き出してワイヤーを伸ばしてみる。(2~4m程度はプラスできそう?)
  • アースの取り方を変えてみる。(当初、ベランダのアルミ製手すりをアースポイントにしてそれなりにマッチングはとれていたのですが、どうも家電製品等からのノイズ源になっている可能性があるのと、数値的データはないのですがRFグランドとして機能しているのかが甚だ疑問に思えてきたのが理由です。)

ということで以上の2点を主な改修ポイントに見直してみることにしました。 まず長さについては、ロングワイヤーを12m程度で使うのが効率がいいらしい(12mという根拠は不明だが、ATUを使う都合で1/4λの整数倍ではマッチングが取れないのと、アパマンにとって12m以上の長さのロングワイヤーを展張するのは至難の業だと思われるのが理由だと思う。張れるなら12mに限らずもっと長い方がいいのだろうが、それならロングワイヤーを選択するより平衡型アンテナの方が遥かに性能がいいと思う。)のでそれを目標にしてみます。 

↑ 改修したベランダアンテナの平面・断面図です。前述のように、マンションのベランダなんであまりド派手にできません。 本当なら、マンションの建物からできるだけ離したいところですが手すり部分だけ60cm程度外に出すことにしました。

RFグランドについてはカウンターポイズが効率が良さそうなのでベランダのアルミ製手すりのアースポイントを外してカウンターポイズ(5m×2本、10m×3本)をベランダの端の方に沿わすように設置してみました。(本当はベランダ一面にしたいのですが、今度はXの大目玉を食らいそうなので端の方に控えめにしますwww)

気になる改修結果ですが、数値データの取りようがないので何ともいえないのですが

  • ノイズが明らかに減少した。(付随効果として信号が浮かび上がるようになった)
  • 僅かながら飛びが改善された(ような気がするwww)

改修日の午後にPSKRで見た飛びの状況(上図が28MHz、下図が7MHz)です。 時間帯のCondxによっても大きく変わる短波帯の通信状況なのでこれだけで改修が成功したかどうかは何ともいえませんが、北米へは改修以前よりは飛んでいるようです。 ただ、国内であってもこちらには強力に入感していても呼んでも呼んでも取ってもらえないこともありました。 ロングワイヤーとカウンターポイズの張り方である程度の指向性と打ち上げ角に差が出るようなことを読んだことがあるので、そんなことも影響しているのかもしれません。 

↑ 2024年と2025年(比較のためいずれも2月1日から2月22日まで)の交信局数のデータを取ってみました。デジタルの交信局数はやや少なくなりましたがその分CWが飛躍的に増加しています。昨年は呼んでも取ってもらえなかったのですが、アンテナ改修の効果で飛びが改善されているのが表れているのかな?と思っています。

2023年7月にアマチュア無線を再開して、1年半ぶりにはじめてのアンテナ改修になりました。 たかだか10mそこそこのワイヤーアンテナで短波帯に出ようというのですから、どっちにしても大した事は望めませんが、そこはアマチュア精神で試行錯誤をしていきたいと思います。

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