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阪神ジェットカー(5001形)引退へ

起動加速度 4.5km/h/sは日本の鉄道で最高水準を誇ります。後継車は5500系になりますが、こちらは4.0km/h/s。ジェットカーの異名をとりますが、実際の旅客機の加速度は12km/h/sになるので遠く及びません。実際ジェットカーの試作車は8km/h/sを考えていたようですが、さすがにこの加速度では立ち客が危険だということで回避された経緯があります。

同じ普通車(一部快速としても使用)に利用されているJRの207系の起動加速度は2.7km/h/sです。単純に比較してみると下表のようになります。

起動加速度20s後の速度20s後に達する距離100km/hに達する時間
阪神5000形4.5km/h/s90km/s900m22.2s
JR207系2.7km/h/s54km/s540m37.0s
旅客機12km/h/s240km/s2,400m8.3s
阪神5000形・JR207系・旅客機の起動加速度の関係

これはあくまで単純計算で実際には搭載重量やモーター(エンジン)が限界速度になるにしたがい加速性能が落ちることを考慮しないといけないので、あくまで参考です。ただ、駅間距離の短い阪神電車ではこの起動加速度を大きくしたい理由がわかる、というものです。

↑ 既に廃車になった5001形5021F。前照灯がLED化される前です。残る5001形は5017Fと5025Fの2編成のみとなりました。

【撮影 : 2012.3.20 14:19 阪神御影駅】

阪神5001形電車
阪神5001形電車 (初代) - Wikipedia

実はジェットカーはそんなに高性能ではないという話(103系との比較で書かれていますが、電車の性能は起動加速度だけではないというおはなし)
103系のための運転理論

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