2023年もあと僅か・・・某芸能人逝去の話が飛び込んできたし、たくさんの有名人が亡くなり寂しい年末になったけどふと昔の大晦日を思い出しました。
酒が飲めるようになった年齢だから20歳は超えていたんでしょう。昔は「紅白歌合戦」なるものが大嫌いで大晦日は自室で一人、
Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!
を聞くのが恒例となっていました。特にその年は、いろいろ辛いことがあり第九を聞きながら、ダルマをちびちびやっていたのですがだんだん酔いが回ってきてとうとう一人で1本開けてしまいました。簡単にダルマ1本といいますが、今更ながらにアルコール量を計算すると120gにもなります。何とも恐ろしくかつ寂しい話です・・・www
でもベートーベンって凄いですよね。第1楽章から聞き進めていくと酔いも手伝って終楽章にいくにしたがい傷心も癒やされていくのです。歌詞はドイツ語なんでろくすっぽわからないのに。ただし、家族の話では酔った勢いで家の裏庭で泣いていたらしいのですが。そら、アルコール量120gといえば泥酔状態で脳は完全にブラックアウト。なので、家族が言ってたようなことは殆ど覚えていなくていつの間にか自室で寝ていて、翌元日は当然のことながら酷い二日酔い・・・友人が初詣に行こうと誘いに来てくれたらしいのですが完全に1日中ダウンしていました。無駄な寂しい年末始だったことを思いだしてしまいました。
今は妻もいて、そして今年も娘と孫が帰ってきました。賑やかな年末始が過ごせることに感謝の気持ちでいっぱいです。こんなふうに素直に過去を振り返ることができるようになったのも年を取ったせいなんでしょうかね・・・
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