PR

ダイソー「カップウォーマー」の修理

2023年11月15日の投稿の続き(修理編)です

職場の朝はまずは缶コーヒー(自販機で買ってきた温かいヤツ)をカップウォーマー(ダイソーの500円の商品)に置きパソコンの電源を入れます。しばらく画面を確認してコーヒーを飲もうとしたらいつもより冷めています。おかしいな?、と思ってカップウォーマーを見てみると通電中に点くはずのLEDランプが点いていません。電源アダプターの故障?、ヒーターが経年劣化で断線?、はたまたUSBケーブルの断線?これはいったん持って帰って休みの日に原因を確認しないといけません。

↑ ここまで2023年11月15日

↓ ここから2023年11月16日  

電源アダプターの故障については他のアダプターに取り替えても変わらないので恐らく電源アダプターの問題ではないだろう・・・ヒーターの断線、USBケーブルの断線については中を開けて導通テストをしてみないと何ともいえないので分解してみることにしました。手だけではちょっと開けにくいのでマイナスドライバーでこじながら外していきます。

↑ 左に写っているのがヒーター部分。ちょっと汚いのですが、茶色いのはヒーター部を固定しておく接着剤のようなもの。その上にアルミ箔の分厚いものが恐らく断熱材代わりにヒーターの上に貼られています。そして右側が制御部。制御といってもUSB(5V)を底面スイッチ(カップ等の重みでスイッチが入る仕組み)でオンオフしているだけ。それとオン状態でLEDにも通電してLEDが光るようになっています。

↑ 制御部の回路図。単純ですがヒーターもUSBケーブルも断線していないとなると、あと考えられるのはスイッチ? 導通テストをしてもオンオフできていません。よもやと思いましたが、マイクロスイッチがどうもいかれているようです。なんでスイッチがいかれてしまうのか? 5Vとはいえ2A近い電流が流れるので耐圧不足で接点がやられたのかもしれません。まぁ、訳もわからず直結状態にならなかっただけ良しとしないといけません。試しに直結してやるとヒーターも暖まるし、LEDも点灯しました。

↑ このマイクロスイッチがいかれているっぽい。スイッチが故障するとは考えたこともありませんでした・・・

↑ ほぼ同じようなマイクロスイッチがAliExpressに出ていましたが到着までかなりかかりそうなので取りあえず応急措置で手持ちのスイッチをつけることにします。ただし、外付けになるので切り忘れに気をつけないと表面が結構高温になる(80°~90°ぐらいになる)のでカップがない状態でうっかり触るとかなり危険です。

↑ 外付けのスイッチをつけたところです。えらいもので、こんなものでもある程度の保温効果があります。真空マグはもともと熱伝導しにくいので効果はいまいちだけど、陶器製マグなら15分程度は保温できます。(40°ぐらいまで下がってしまいますが、まだ温かみは残っています)。

ダイソーは、最近面白いモノがたくさん出て来て先日もBluetoothスピーカーを買ったのですが、途中で音が出なくなり調べてみるとスピーカーの線が断線していました。多くのものが中国製でかなりいい加減な半田付けだったのでちょっとした振動ではずれてしまったのでしょう。前述のAliExpressにもたくさんの中国製の製品が出ていますが、全部ではありませんが中にはかなり怪しいものもあります。まだまだ製品の信頼性は劣るのではないでしょうか。今回も故障で買い換えの選択肢も当然あるわけですが、みすみす使えるものがゴミ箱行きになるのはあまりに癪なんで修理してみました。こういったケースは私だけではないはずです。保証期間まで確認していませんが保証期間外なら捨てられてしまうことも多いのではないかと思います。ちょっともったいない話です。

    コメント

    PAGE TOP
    タイトルとURLをコピーしました