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オヤジの遺品(オールドカメラ)

私が写真を趣味とする遠因となったカメラ。小学校5年生の頃、写真クラブに入っていて学校にこのカメラを持って行って写していました。亡きオヤジの愛用品で、今から思えば小学生のガキによく貸してくれたものだと思います。オヤジは何かあるとこれで撮っていました。照明にも凝っていて室内写真用に500Wの電球を2灯使って家族写真(やれ七夕や誕生会や、等々)を撮ったり、正月に親戚一同が集まった時など当時は珍しかったフラッシュバルブ(バルブは1回限りの使い捨て)を光らせ撮影していたことを懐かしく思い出します。

↑ オヤジの遺品カメラ。 CANON CAMERA MUSEUMにオールドカメラのカタログが出ています。それによるとIV Sb改(4Sb改)型ではないかなあ?と思われます。というのも、このカメラには型番の記載がないので外観の特徴等から推測するしかありません。1/1000S のシャッタースピードが決め手になるかもしれません。レンズも50mm f1.5の明るいレンズでよく自慢げに話していました。オークションサイトでそこそこの値で取引されているようですが、ライカに似せた外観はとても手放す気になりません。

↑ 右端のノブはフィルム巻き上げ。1枚撮影ごとにクルクル回します。シャッタースピードは1/30Sから1段ごとに1/1000Sまで。ピント合わせはファインダーを見ながら二重像が一重になれば合焦するというレンジファインダーカメラです。構造上高速被写体とか不向きなんだと思いますがが昔のカメラマンはどうして撮っていたのでしょうか。

↑ 今でこそ防湿庫に入れていますが、親父が亡くなるまではタンスの片隅に入っていたので残念ながらカビが発生しています。前述のCanonのカタログによると当時の販売価格はこのレンズ付きで85,000円。貨幣価値はざっと20倍ぐらいだと思いますので今の値段にすると1,700,000円!! サラリーマンのオヤジが普通に買ったとは思えない(?)のですが、今となっては謎ですwww

↑ 布幕横走行フォーカルプレーンシャッターです。電池とかいらない機械式なんで今でもちゃんと動きます。いいシャッター音です。でも、前述のレンズが曇っているのでこのままでは鮮明な画像は期待薄。なんとか甦らせたいです。

読者の皆様で本体とレンズを安くリペアしていただける業者さんをご存じの方はいらっしゃらないでしょうか?

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