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POTAセット

7L4WVU原口さんが趣味で作られているFT8専用TRXに「WVU-604F」というのがあります。

2023年の関ハム(関西アマチュア無線フェスティバル)で入手して以来、持ち出す機会がなかなかありませんでした。 理由の一つは移動用の手頃なアンテナがなかった、というのがあるのですが今年(2024年)の関ハムで、同じ原口さん作でWVU-604Fにもってこいの移動用アンテナ(POTANT7)が出品されていたので、ここぞとばかりに早速入手しました。 

↑ POTANT7とラジアルケーブル(10m)。 このアンテナの特徴はラジアル線の張り方で能率が左右される、ということ。 作者の原口さんの話では、一般的なラジアルと違い地面に這わせるより地面から1m程度浮かせる方が良いのだそうです・・・

WVU-604F取扱説明書によると出力は機種によってバラツキがあり100mW程度から500mW程度との記載があります。 私の入手したWVU-604Fには作者による送信出力実測データが添付されていて7MHzで27.3dbm(537mW)、50MHzでも27.2dbm(524mW)とのことでした。

FT8を運用するためには無線機、アンテナ以外に通信ソフトが必要になります。 Windows PCでよく使われているのはWSJT-XとJTDXです。(ちなみに私はFT8を始めた時からWSJT-Xを使っていてなじみがあるので使い続けています。) そのほかにAndroidで使えるFT8CNがあります。

あとは、電源とインターフェイスケーブルになります。 WVU-604Fは出力が約500mWなので効率50%としてもせいぜい1W強の消費電力です。 この消費電力であればUSB 5Vでせいぜい0.3A程度しか流れないのでPCから供給しても問題ないと思います。 Androidスマホを使う場合は別に電源を用意する必要がありますがそれでも小容量のモバイルバッテリーで十分かと思います。 

↑ 写真左 : 受信時実測  写真右 : 送信時実測

WVU-604FはRev.3以降はオーディオ入出力が4Pジャックになったので4P→USB変換ケーブルを使うとPC、スマホとも簡単に(というか、ケーブルの数を少なくして)接続することができるようになりました。 あとはWVU-604Fとアンテナを接続するケーブルとラジアルが必要になりますが、WVU-604Fのアンテナ端子はSMAになっているのでアンテナ側のコネクタに合う変換コネクタか、SMA→BNCまたはSMA→M等のケーブルが必要になります。

↑ 写真左 : USBA→USBmicro ケーブル(WVU604電源供給用) 写真中 : SMA→BNC ケーブル(アンテナとラジアルを高周波的にアイソレートするためにコモンモードフィルターを挿入しています。) 写真右 : POTA用移動セット これ以外にデコード用のPC又はスマホ、必要に応じてモバイルバッテリー、POTANT7用の三脚を用意すれば取りあえずPOTA用(POTAに限りませんが)の移動セットになります。 デコードをスマホにして三脚を軽量のもの(但し、強風時は使用注意)にすれば、全部あわせても2Kg未満にすることができます。

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